THE ROAD RACE TOKYO TAMA 2025が開催された多摩エリアでとりわけ自然豊かなスポットとして人気なのが御岳渓谷。四季折々に変化する自然の雄大さと多摩川の清流が織り成す景色は何度訪れても飽きることはありません。散策や川遊びなど、自然を満喫できるだけでなく、日本酒の蔵元を訪れたり、日本画の美術館で芸術鑑賞をしたりと、見どころもたくさん。奥多摩の魅力を堪能できるスポットをご紹介します。
JR「青梅」駅からスタート➡徒歩約30分➡藍染工房 壺草苑➡徒歩約30分➡ JR「青梅」駅から「沢井」駅下車➡徒歩約3分➡小澤酒造➡徒歩約2分➡清流ガーデン澤乃井園➡徒歩約20分➡御岳渓谷➡徒歩約5分➡玉堂美術館
藍染工房 壺草苑
江戸時代から受け継がれている「天然藍灰汁醗酵建て」という技法を守る「藍染工房 壺草苑」。化学薬品を一切使わない、昔ながらの染色方法にこだわった藍染め作品は、深みのある美しい色合いが特徴です。工房では職人の手仕事を見学できるほか、併設のショップで、工房内で染色した洋服やストール、バッグなど様々なアイテムを購入することができます。また、予約制で藍染体験も実施しており、職人の丁寧な指導の下で染色に挑戦することも可能。伝統の技と現代の感性が調和した藍染めの世界をぜひ体感してみてください。
所在地:東京都青梅市長渕8-200
https://kosoen.com/
小澤酒造
小澤酒造は、元禄15年(1702年)創業の歴史ある蔵元で、地元の湧水を仕込み水に使い、銘酒「澤乃井」を生み出しています。江戸時代や明治時代に建てられた貴重な蔵も現存。蔵の歴史や醸造の工程を解説してもらえる酒蔵見学は予約制(有料)で、オリジナルのお猪口で日本酒のテイスティングができるなど、充実した内容になっています。自然豊かな環境の中で育まれた300年以上の酒造りの重みを感じる体験は、観光客にも大人気。澄んだ水と伝統の技が織り成す酒造りの魅力を、五感で堪能することができます。
所在地:東京都青梅市沢井2-770
https://www.sawanoi-sake.com/
清流ガーデン澤乃井園
多摩川の清流を見下ろす絶好のロケーションを誇る「清流ガーデン澤乃井園」は、江戸時代創業の老舗酒蔵・小澤酒造が手掛ける、自然と食を楽しむ庭園です。軽食メニューは、季節に応じてざるそば、湯葉入りうどん、おでん、甘酒、かき氷など多彩。中でも、敷地内の工房で作っている「うの花まんじゅう」や「酒まんじゅう」はお土産にも大人気。また、「生原酒タンク量り売り」など、蔵元ならではのサービスも。渓流のせせらぎと自然の美しさに癒やされながら、地元の銘酒「澤乃井」と食事を楽しめる贅沢なスポットです。
所在地:東京都青梅市沢井2-770
https://www.sawanoi-sake.com/service/sawanoien/
御岳渓谷
「名水百選」の一つに数えられる御岳渓流のせせらぎと雄大な渓谷美が訪れる人を魅了する御岳渓谷。都心から電車で約90分、JR「御嶽」駅から徒歩数分というアクセスの良さも人気の理由で、気軽に大自然を満喫できるスポットとして知られています。川沿いに整備された約4kmの遊歩道は、散策にぴったり。春の新緑や秋の紅葉など、季節ごとに美しい景色が広がる渓谷美は圧巻。また、リバースポーツのスポットとしても知られ、カヌーやラフティング、釣り、クライミングなどさまざまなアクティビティを楽しむこともできます。
所在地:東京都青梅市御岳
https://www.omekanko.gr.jp/spot/80401/
玉堂美術館
玉堂美術館は、近代日本画の巨匠・川合玉堂が72歳から84歳で亡くなるまでの12年間を青梅市御岳で過ごし、多くの作品を生み出したことを記念して昭和36年(1961年)に開館しました。同館は、玉堂が15歳頃に描いた写生から84歳で仕上げた作品まで約300点を所蔵。四季折々の自然をテーマに年6回、作品の展示替えが行われています。御岳の風景や動植物が墨線と色彩で繊細に表現され、日本画の伝統を継承しつつも独自の表現を追求した作品の数々は見事。玉堂の画室を再現した空間があるほか、日本の美を感じる枯山水庭園も見どころです。
所在地:東京都青梅市御岳1-75
http://www.gyokudo.jp/