ボルダリングで体と脳をトレーニング

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話題のボルダリングに挑戦!

都心でアクティブに体を動かせるスポーツに挑戦してみたい! そう思っていたときに友人が進めてくれたのがボルダリングジムです。ボルダリングは東京2020オリンピックで正式種目となったスポーツクライミングの競技のひとつで、注目を集めているスポーツです。最近では、気軽に体験できるボルダリングジムも増え、運動不足解消やストレス解消のほか、地元の人との交流の場として活用している人が増えているようです。さっそく私もボルダリングに挑戦をしようと思い、選んだのは『NOBOROCK』。首都圏に数店舗を持つボルダリングジムで、初心者にも無料講習を行っているそう。これなら初めてでも安心できると思い、さっそく自宅からのアクセスが良い渋谷店に行ってみることにしました。

気軽に手軽に参加できるのが嬉しい

NOBOROCKのウェブサイトを見ると、ジムを利用するにあたっての注意事項や施設利用のルール、マナーなどが丁寧に記されていました。その内容に同意したうえで、オンラインで事前登録しておけば、入館してからの流れもスムーズです。尚、ウェブサイトは英語翻訳もあるので日本語が分からなくても心配ありません。NOBOROCKでは、利用予約の必要がなく、気が向いたときに気軽に足を運べるというのも嬉しいポイントです。ジムに着いたら、窓口で料金を支払い、更衣室で持参したトレーニングウエアに着替え、ジムで貸し出しているクライミングシューズとチョークバッグを身につけ準備完了です。

スタッフのサポートで初心者も安心

はじめに、初心者向けの部屋でスタッフからボルダリングのルールや注意事項の説明を受けます。部屋に入ると、壁一面がカラフルなホールドで埋め尽くされ、視覚的にもかなりのインパクトがあります。NOBOROCKの壁は安全な設計になっている上、「1つの壁に1人」「他の人が登っているときは誰もマットにはあがらない」「壁から飛び降りるのではなく、ホールドを使って降りる」など、ルールも周知徹底されているようです。こうしたルールも、スタッフの方が丁寧に教えてくれるので初心者でも安心して体験することができました。

部屋は難易度別に3つに分かれているので、経験の差を気にせず楽しむことができます。初心者用の部屋では、AからEの文字で壁が区切られており、傾斜や角度など、登るコースの難易度が異なります。コースは色分けされており、最も簡単な黄色のホールドからスタートし、難易度の高い緑のホールドへと徐々にレベルアップしていくことができます。ボルダリングのルールはとってもシンプル。指定されたホールドだけを使って壁を登り、ゴールを目指します。事前にスタッフの方がお手本を見せてくれるので、とてもわかりやすく取り組むことができます。実は私、初心者なうえに、軽度の高所恐怖症。正直、若干の恐怖心があったのですが、簡単なコースから挑戦することで、あっという間に慣れることができました。

ボルダリングは壁を登りながら、感覚的にスキルを習得できるため、誰でも簡単に上達できるのが面白いところです。一番簡単なコースでは、足を置く場所に指定がなく、手の置き方に集中できるような設計になっています。自分の筋力やペースに合わせて無理なく挑戦できるので、大人も子供も楽しめます。

年齢や体力に関係なく楽しめるのが魅力

初級コースから中級コースにレベルアップしてみると、自分の頭と体の柔軟性の無さを痛感しました。身体的な能力が重要と思っていたのですが、実は知的な能力が求められるのです。これには驚きました。ボルダリングは、ゲームやパズルに似たところがあり、それぞれの壁の攻略法を考え、課題に取り組む思考力が必要です。ベテランのクライマーを見ていると、腕力や脚力よりも、”頭を使ってゴールに到達するための最適な方法を見つける”という柔軟な思考力が重要なのだと気付かされます。つまり、ボルダリングは体のエクササイズであると同時に、頭のエクササイズでもあるのです。ジムに来ている方の年齢やスキルのレベルは多種多様で、見ているだけの人もいました。私は多くのクライマーのテクニックやスキルに感動し、何度もインスピレーションを掻き立てられました。筋肉が疲れてくると、パワーに頼ることなく、思考力を意識して登るようになり、 “より素早く登るためにはどう動けばよいのか”と頭がフル回転。すっかり、ボルダリングにハマってしまいました。

今回参加したNOBOROCKは、雰囲気がとても明るくて、クライマー同士が会話を楽しんでいるのが印象的でした。お互いにアドバイスしあったり、壁を登り切るための方法を模索しあったりと、一人で行うスポーツではあるのですが、みんなで協力しあってボルダリングを楽しんでいるのです。正直、最初は「多少の運動になればいいな…」くらいの気持ちでいたのですが、思った以上に汗を流し、思考的な体験をすることができたのは予想外にうれしい発見でした。ここなら、友人や家族、仕事仲間と絆を深める場にもなりそうです。ひとりで楽しむもよし、いつもの仲間と楽しむもよし、その場で出会った人たちと楽しむもよし。新しいチャレンジや、ちょっとした冒険をしてみたい方には、ぜひおすすめです。
(2022年7月1日公開時点)

スリリングだけど安全なクライミングを楽しみませんか?

NOBOROCKなど

WEB SITE

予約情報や運行状況などの詳細は、公式ホームページでご確認ください。

エリア: 渋谷
住所: 東京都渋谷区桜丘町9−9−1 ビアンクォードビル B1

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REPORTER

Mark James Hill

マーク・ジェームズ・ヒル

アメリカのマサチューセッツ州出身で、ミュージシャンとして来日し、テレビ、映画、CM、ゲームなどで、20年近く俳優やモデルとして活躍。「バイオハザード RE:3」のニコライ役でご存知の方もいるのではないでしょうか。旅行、自己啓発、哲学など、さまざまなトピックについて執筆しており、趣味の写真撮影では、特に音楽、ファッション、サブカルチャーの街として知られる東京・高円寺を中心に写真を撮っています。