The World End(ザ・ワールドエンド)

入った瞬間に気分がアガる上野のアイリッシュパブ

上野駅の正面、駅からわずか徒歩1分の場所に佇む一軒の小さなバー。「ザ・ワールドエンド」は人気英国風パブチェーンのHUBで働いていたカワイ・シンヤさんと彼の上司が2012年にオープンしたアイリッシュパブです。お店に入るとすぐに目に入るのは、壁に隙間なく張られた世界中のビールの銘柄のステッカーやコースターの数々。天井にはジェムソンのアイリッシュウイスキーの旗が飾られており、店内に入っただけで気分がアガります。

こだわりは、全部で11タップあるという生ビール。ギネススタウト、ヒューガルデン、ハートランド、キルケニーといった、世界各国のクラフトビールや伝統的なビールを新鮮な状態で飲むことができるのです。中には、普段なかなかお目にかかれない銘柄が飲めるゲストビールのタップも。ビール好きにはたまらないお店の中には、ザ・ワールドエンドが2016年9月1日から7日までの1週間に、563パイントのギネスを注いだことを記す認定書が誇らしげに飾られています。ビール以外にも定番のスピリッツやワイン、カクテルといったアルコールメニューも豊富。カワイさんによると、日本の有名銘柄のビールや地ビールを好む外国人のお客さんも多いそうです。店内には、アイルランド、スコットランド、アメリカのウィスキーも並び、壁にはあらゆる国のコインやサイン入りの紙幣、手書きのメモが貼られていて、これまでに訪れた数多くの外国人ゲストの思い出を感じることができます。

本場の“クラック”を感じる空間と雰囲気

本場のアイリッシュパブを彷彿させる店内のインテリアや豊富なお酒だけではなく、ザ・ワールドエンドが多くの人たちを惹きつける魅力は、なんといってもフレンドリーなスタッフが創り出すアットホームな雰囲気です。「アイリッシュパブの特徴といえば“craic(クラック)”。アイルランド語で楽しさや面白さ、賑やかさを表す言葉です。家庭的な温かさを感じる空間で、みんなが音楽や愉快な会話を楽しみながら心からくつろぐ。ザ・ワールドエンドでも、こうしたアイリッシュパブならではの“craic”を感じる空間と時間を堪能して頂ければ何よりです」と、カワイさん。お店をオープンするにあたって、現地のアイリッシュパブに足を運び、インテリアや内装を研究したというだけあり、お客さまからは「本場のアイリッシュパブそのもの!」と評判も上々です。さらに、フィッシュ&チップスやシェパーズパイ、ギネスシチューなどのパブ料理は「もしかしたら本場以上かも!」なんて声も上がるほど。日本にいながら、外国へ旅したような気分を味わえるのも、ザ・ワールドエンドならではです。

国籍問わずみんなで一体感を味わうスポーツ観戦

「地元の人はもちろん、海外から来た人にも気軽に立ち寄ってもらえたら嬉しいです」と話すカワイさん。これまでも、アイルランド、イギリス、オーストラリア、アメリカ、ノルウェーなど、さまざまな国出身のお客さんが足を運んでいるそうです。また、ラグビーワールドカップ2019の際には、ラグビー観戦で多くの外国人と日本人の観客が集まり、一緒になって試合を見守り、大盛り上がりだったとか。もちろん、普段からスクリーンに映し出される、世界中の試合の生中継やスポーツイベントの放送を見ながらその場にいる人たちみんなで一喜一憂しているようです。決して広くはない店内だからこそ、お客さん同士の交流も深まるのです。スポーツを通して一体感を味わえるのも、ザ・ワールドエンドの魅力です。お店のイベントやタップビールのラインナップなどはインスタグラム(https://www.instagram.com/theworldend_irishpub/)でチェックしてみてください。

The World End(ザ・ワールドエンド)

東京都台東区上野6-14-7 TSUビル2F

JR線・銀座線・日比谷線「上野」駅より徒歩約1分

03-3837-8870